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「AIを活用する」について考える

前回のブログを書いたときに、こちらの本をご紹介しました。

著者はさいたま市の教育長を6年勤めた方です。
「世界基準の英語力: 全国トップクラスのさいたま市の教育は何が違うのか」細田眞由美著 
↓↓ぜひクリックしてみてください。
https://amzn.to/49DqVbQ

その中で、大人の英語習得にも活用できそうなこととして

  1. 絶対に効果が期待できる音読のプロセス
  2. AIを活用して(壁打ちとして使う)その正否を判断できるようになる

とあったのです。

その中で2.AIを活用して(壁打ちとして使う)その正否を判断できるようになるについて考察してみようと思います。

そもそもAIを活用するとは

AIってなに?

AIとは人工知能(ちのう)(Artificial Intelligence(アーティフィシャル インテリジェンス))の略称(りゃくしょう)。コンピューターの性能が大きく向上したことにより、機械であるコンピューターが「学ぶ」ことができるようになりました。それが現在(げんざい)のAIの中心技術(ぎじゅつ)、機械学習です。
機械学習をはじめとしたAI技術により、翻訳(ほんやく)や自動運転、医療画像診断(いりょうがぞうしんだん)や囲碁(いご)といった人間の知的活動に、AIが大きな役割(やくわり)を果たしつつあります。

https://www.mext.go.jp/kids/find/kagaku/mext_0008.html


AI=データを活用し、自律的に学ぶコンピュータと言うイメージです。

語学も、パッと言われたり言いたいことが、AIを通じてコミュニケーションできるようになれば、語学”学習”は必要なくなるでしょう。

AIを活用すると言うのは、ChatGPTなどのAIを使ったツールを使うことだと思います。

AIを使った他のサービス(私が思いつくもの)
Chat GPT, Google 翻訳などGoogleサービスELSA speak,
GrammarlySpeakBuddy

私も日常的によく使っています。

子どもたちに有益な使い方、子どもたちの英語表現を豊かにする使い方を授業の中で取り入れて、自走する力を付けていくことが大切ではないでしょうか。これまでも使われていた、Google翻訳、DeepLなどに、ChatGPTを加えて、様々な表現を検索して、英訳を比較して表現力を磨いていくやり方は、どなたでも負担なく取り入れることができると思います。

細田眞由美. 世界基準の英語力 全国トップクラスのさいたま市の教育は何が違うのか
(p.124). Kindle 版.

具体的に英語学習で活用するとは、そのまま使うわけではなく、表現力を磨くツールとして使うということですね。

身の回りで感じる、正否の判断について

使う定義は理解しますが、正否の判断というのが難しいですよね。

身の回りで、Googleの各種サービスの利用は切っても切れないですが
最近感じた正否の判断について書いてみたいと思います。

中1の娘は、スマホを持っているのですが
基本的にはコミュニケーションツール(LINE)がメインです。

その娘が、埼玉に引っ越してきて、知らない場所に行くときにGoogle Mapを使うようになってきました。

Google Map・・・Google が提供するオンライン地図サービス。行先を指定するとそこに至る、複数の行き方を提示してくれます。

例えば、自転車で浦和駅近くまで行く用事がありまして、彼女はGooglemapを使いました。

彼女は、元々の行き方を全く調べず、Googlemapを神として信じそれに沿った行き方をしました。

行けたことは行けたのですが、恐らくどこに各地点にその時点でいるのかわからず、Mapを見ながら従うだけで、時間がかかったと言っていました。(途中で、行き止まり?的なところもあったとか)

大体の目処をつけて(地図を事前に読んで)行くことをしないと、それが本来としてあっているのかもわからないということがおきます。

それを調べたり使う前に、大体の勘(目処)をつけることは、学習にも使えます。

また、正否というところで言うと、AIの出した結果を疑ってみると言うことです。

というのも、私は今まで英語のエッセイを書くとき、ChatGPTを使うことがありました。

秒で答えをくれるChatGPT。

それを、ネイティブのアメリカ人の先生に見てもらったことがありました。

すると、開口一番「これはChatGPT使った?」とすぐにバレました。

使う英語が、そういう意味ではこなれていない感じなのでしょうか。
ネイティブにはわかるAIが書いた感じ。

でも、日本人がGoogle翻訳の結果で、英語を日本語にした翻訳を見て、なんか変だなと思ったことは今までもあるのではないでしょうか。

これが正否なのでしょうね。

自分の勘も磨いて、自分の頭でも考えて、比較して、使って、覚えて、、
そのループで磨かれるのでしょう。。

一言、時間がかかりますね、、、、。

私も沢山恩恵を受けています

OPENプログラム参加時

OPEN(The Online Professional English Network)にて勉強した時も
AIを沢山使いました。

英語を多く読んで作文をして、英語で意見を言う(書く)と言う行為をひたすらするので、途中からAIを活用していきました。自分の力だけだと、やたら時間がかかってしまうと3週間目くらいで気づいたため(全体でプログラムは8週間)です。

読み書きには、Google翻訳やGrammarlyを駆使しました。
Grammarlyはその名の如く、文法をチェックしたり文体や使う単語をチェックしてくれました。

そして、オンライン英会話でその文面を確認してもらいました。

Google翻訳⇨Grammarly⇨ネイティブチェック

このサイクルを回すと、自分の英語の使い勝手が向上して、色々な表現を増やすとても良い経験でした。

発音を確認するとき

発音て音の練習ですので客観性が必要です。
自分で録音して聴き比べもよいのです。
が、AIの自動音声認識技術を使うのもお勧めです。

スマホに入っている自動音声認識技術、
例えば iPhoneであればSiri, AndroidであればGoogle
の機能が自動的に使えます。

話しかけることで、どう認識されるかがわかります。
これは100%委ねてしまうと、イライラすることもあるのですが
使い方としては、自分の苦手な分野を認識するのに使うことが良いですね。

有料アプリのELSA speakを使って発音を勉強していたこともあります。

自分のモチベーションをアップさせながら、これらのツールを活用することが自分の語学学習にも大きく役立っていることを実感しています。

AIを怖がらない、期待しすぎない

AIが発達すると、私のような英語講師は必要となくなるかもしれません。

しかし、人と直接コミュニケーションしたい!と言う気持ちは、これからもあるのかなと思います。

また、そのお手伝いとしての語学学習はこれからも続くと考えています。

AIを怖がらず、かつ期待しすぎず、自分でも考え続けることも必要ということですね。

まとめ

Shiho

AIを使って、それと並行して自分でも「考えて」行くこと。

これがAIを活用して、かつ正否の判断を鍛えるということでしょうか。

んーーー、一朝一夕では難しいですね。

お読みいただきありがとうございました。

ABOUT ME
Shiho
7歳と10歳の子を持つ2児の母。 帰国子女でもなく、留学経験もないが、英語好きが高じてTOEICで950点(リスニング満点)を取得する。企業内TOEIC講師及び発音研修講師の経験あり。 日々楽しい!わかる!を引き出せる英語教育法を考え、学び、実践中。

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