私はこのHPで英語の土台である発音を一緒に学びましょう!と言って来ました。
それは、日本語と真逆である体の使い方を意識して英語を習得したほうが理に適っているからです。理に適っているから、上達も早いし、英語を学ぶのが楽しくなるという正のスパイラルになります。
そして本日(2023/11/29)、地域のお仕事の研修の一環で、フリーアナウンサーの方から(日本語で)話し方の大切さのお話がありました。
その中での話が、
英語の話し方(発声、滑舌、表現力)に通ずるところ、
通じないところがありましたので共有いたします。
言語の音を作るために使う3つの場所
元々、発音は”口先”のイメージでした。
音声学の本でも、口先というか横顔断面みたいなのが出ているでしょう?
私も本を読んで口先、舌の位置ばかりを追う日々もありました。
こちらの資料が私がレッスンで使う資料です。
言語の音を作るために使う場所
それは
○肺 =呼気
○声帯 = 喉
○調音機関 =舌、唇、歯
なんです。
調音機関(口の中)ばかりを追っていても
だめなんですね。
肺(呼気) 声帯(喉)も
意識して初めて英語らしい音が出せるのですね。
そして特に呼気(息)の量が半端ない。
発音を人から学び、沢山ご指摘いただいた中、一番衝撃だったのが息の量!!
息の量なんて、意識したことなかったこの40数年間!笑
声楽をやっている方、
水泳している方、
くらいかな?と勝手に思っていました!
英語を話す人にも息の量、重要です!
これ、意識しないと出来ないし、
指摘される機会もないし気づかなければそのまま。
気づき始めるとTEDなどの動画を見ると
“なんて英語を話す人は、息を吸っているんだ!!”
とわかるようになります。
話が終わらないか終わるかも、
息を大きく吸ったらまだまだ話は終わらないサイン
であることがわかるようになります!
以前こちらの記事に短く書いております。
「英語の発音でrやthよりも大切なこと」
言語の発生には呼吸(呼気)が断然重要!!
フリーアナウンサーの方が日本語の発声においても
呼吸が変わると「伸びやかな声に変わる」と断言されてました。
そして、この呼吸の前にストレッチをすると発声しやすく
なるとも。本当、うなづきぱなしでした。
でも、喉については言及していませんでした。 ←ここ重要
日本語は喉使わなくても口先で話せるのですね。
そして、滑舌については筋肉の練習だということ。
これは、○調音機関 =舌、唇、歯の練習ですね。
表情筋のエクササイズ(あいうべ体操)
口腔内のエクササイズ(パタカラ体操)などで
鍛えられます。
日本語は母音優位である!ということ。
まず、音は母音と子音に分かれています。
この二つの違いは、音が出るときに
邪魔がない=母音 邪魔がある=子音
の違いがあります。
日本語は母音優位(ん以外の音には全て母音(アイウエオ)が付いていますね)。
お話の中でもとても印象的だった話は、「劇団四季」ではリハーサルでは
母音のみでするとのこと。有名な話らしいですね。。
以下の記事は日経から拝借しています。。
四季の発声法の大きな特徴が「母音法」だ。アイウエオの5つの母音をきちんと発音すると、美しい日本語になる。
https://www.nikkei.com/article/DGXDZO64654060X21C13A2W03501/ (2023/11/29時点)
英語は子音優位です。
ここも日本語発声法とは違うところです。
まとめ 日本語と英語の発声の共通点
- 呼吸が大事
- 滑舌(口腔内)大事
しかし、
喉の使い方と母音の優位性ついては
英語と日本語は違うと思いました。
英語も母音は大事です!が母音優位ではありません。
(子音優位です。)
語学って本当にスポーツに近いなと思います。
アスリート並みに必要なのが英語学習なのです。
本当、英語はスポーツだなあ、と思うのです。
面白いですね♡
お読みいただきありがとうございました。