このタイトルにびっくりの方もいらっしゃるかもしれません。
最近、大人の方(お母様だったり、生徒さんだったり)とお話しする機会が多くあります。その際によく言われる言葉、、
中高であんなに勉強したのに英語が使い物にならないのは教育が悪い?
確かに、試験の為の勉強だったり。詰め込みだったり。私たちの(over40)そんな時代だったかもしれません。
「言語間距離」という言葉ご存知ですか?
言語間距離(Linguistic distance)とは、ある言語間(あるいは方言間)の差異の程度である(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A8%80%E8%AA%9E%E9%96%93%E8%B7%9D%E9%9B%A2#:~:text=%E8%A8%80%E8%AA%9E%E9%96%93%E8%B7%9D%E9%9B%A2%EF%BC%88Linguistic%20distance,%E6%A6%82%E5%BF%B5%E3%81%8C%E4%BD%BF%E7%94%A8%E3%81%95%E3%82%8C
英語と日本語の言語間距離は一番遠いのです。
(英語からの遠さのカテゴリが1から5まであって、日本語は一番遠いカテゴリの5)
外交官などの専門職を養成する米国の外務職員局(FSI:Foreign Service Institute)が、英語母語話者にとっての各言語の習得にかかる時間(週及び時間数)を算出し、世界の各言語の習得難易度をカテゴリー別に示した。
門田修平「音読で外国語が話せるようになる科学」SB Creative p116
で、この時間というのも2500時間程度らしいのです、、。
なんか想像つかないけど、長い時間が必要ですね。
一般的な日本人が学校教育を通して英語を学習する時間は、自主学習も含めて多くて1500時間程度と言われいます。
ですので、、、2500引く1500は??1000時間ですね。1000時間不足です。
学校の勉強(大学受験用)と使える英語習得までの時間は違うということですね。。
じゃあ、あと1000時間どうすれば良いの?
小学校から前倒しで始まる英語。だんだん子供も逃れられなくなっていますね。
今は、親世代の頃より教育の内容がどんどんコミュニケーションに特化した英語になっているようです。その事実により、表面的なコミュニケーション優位論により、本によっては、読み書きの基礎、思考の基礎ができにくいとまで指摘されています。
私のご提案は、ローマ字が小学校で始まる前にフォニックスで英語の読み書きの基礎をしっかりと習うことが重要ということです。ローマ字がパソコン導入によりどんどん低年齢化していますが、ローマ字が入ってしまうと、残念ながら綴りや発音が日本語の影響を大きく受けてしまいます。
その後、現在小学校で毎日国語の音読練習がなされるように、英語の音読を日常化することで語彙も増え、音の発音になれ、英語の型に慣れ、話すことにも繋がります。
教育もどんどん変わっています。その上で、現在では公立の全ての学校ではやっていない発音やフォニックスについて学ぶことが必要だと思います。
#学校の先生が発音を教えられない理由については、以前こちらで書きました。
10月から第1、3土曜日9時からオンラインでフォニックスグループレッスン始めます。あと1~2名、ご参加可能です。
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次回は、今一度フォニックスについて語ります。ww