英語ではまず「結論!その後理由!」という順番で話すという決まりがありますね。
英語でのエッセイ、ディベート、スピーチ、、全てこの順番です。
英検3級からはエッセイがあり、お子様もこの理論に乗っ取って書いて自分の意見を伝える練習をします。
日本語と英語は前々回大きく違う。ということを書きました。
言語の構成から何から違うわけです。
大人、子供皆様にお伝えしていく上でもなぜこの理論なんだろう、日本語では意識していなかったこの感覚について考えてみて少し答えが出てきたので書いてみますね。大きく理由は2つあると思っています。
理由その1:日本語はハイコンテキスト英語はローコンテキスト
日本で生活をしていると「空気を読む(KY)」や「あうんの呼吸」が自然と身に付きます。というか身に付かざるおえない。身に付かないと「あいつKY(空気読めない)とされています。
つまり、言葉を発せずとも共通して持っている常識や考えなどがある前提なんですよね。
こういう場合はこうだろうという思い込みがあるという。不文律なのでどこかに書いてあったり誰かに言われるわけでもない察知力が日本人、日本語を話す人には身についているのです。
翻って英語はローコンテクストと言われています。
コミュニケーションや意思疎通を図る際に前提となる文脈や価値観が少なく、より言語に依存してコミュニケーションが行われること。 「ローコンテクスト文化」や「ローコンテクストな社会」などとして使われる。
https://makitani.net/shimauma/low-context
つまり、しっかり自分の意見を言わないと意見が無いと思われるのです。
小さい時から、家庭で学校で自分の意見を言う機会が多いのです。
そして他者と違う意見は当たり前ということを理解していくのだと思います。
理由その2:多様性のある社会に向かっているからこそ
こちらの本を同時に読みました。
私淑しているちきりんさん。思考力が半端ない。
Voicyも登録して毎日聞いています!
「自分の意見で生きていこう」ちきりん著↓
今後は「自分の意見をはっきり表明していこう」という、言葉にすると
そのままですがしっかりとした”意見”です。
理由その1でも書いたのですが、ローコンテクストの文化では自分の意見を言うことが存在証明にもなります。
そして自分の意見と違う人たちもいるんだということがわかるのです。
良いとか正解とかいう枠ではなく、そういう存在がいることが多様性の理解につながっていくはずです。
日本もいろんな人と共存していく世界が今後待ち受けています。
会社ではいわゆる日本人以外の優秀な方々が入ってきています。
学校でもいろんな国籍の子が隣に座っています。
あなたはこのまま、空気を尊重している世界で生きていくのでしょうか。
自分の知っていること=できること
になるには、練習が必要です。
自分の意見、大人も子供も普段から考えていきましょう。
お母様であれば、お子様に、どうしてそう思ったの?どうしてそれが好きなの?と聞いてみる。詰問では無いですよ。興味を持って聞く。
大人同士の会話でも結論⇨理由で話していく。すると、相合理解が生まれていきます。特に家庭内(夫婦)だと言わなくてわかるでしょ!と思ってしまいがちですが、なんで言っているのかということを話すことが重要なのです。(少しハードル高いですけどね)
そして、ブログやSNSなどで自分の意見を表明していく。
少し勇気のいることですが、私もこちらのブログなどを通して表明していきたいと思っています。