2022年も明けました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
もう1月も後半やがな!というツッコミはいいとして、、。
小4娘の最近のぼやきが的を得ていると思いまして。。
「英語と日本語って何から何まで違うのね。」とぶつぶつ言っております。
本当、時間がかかるし完璧なゴールはないし、、でいつまでどこまで勉強したらいいねーーんて思いますよね。
言語間距離をご存知ですか?
日本人はよく、世界的にも英語の点数が低いとかスピーキング能力が弱いとか色々言われていますよね。
最大の理由は「言語間距離」です。
言語間距離(Linguistic distance)とは、ある言語間(あるいは方言間)の差異の程度である。言語間距離を定量化する統一されたアプローチは無いが、言語学の実践者は、第二言語習得、歴史言語学、言語が基盤となる対立、言語の違いが貿易に及ぼす影響など、様々な状況でこの概念が使用される。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A8%80%E8%AA%9E%E9%96%93%E8%B7%9D%E9%9B%A2#:~:text=%E8%A8%80%E8%AA%9E%E9%96%93%E8%B7%9D%E9%9B%A2%EF%BC%88Linguistic%20distance,%E6%A6%82%E5%BF%B5%E3%81%8C%E4%BD%BF%E7%94%A8%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%80%82
この言語距離が離れていると、習得難易度が高いといえます。
米国の外交官などの専門職を養成する外務職員局(FSI:Foreign Service Institute)が英語母語話者にとっての各言語の習得にかかる時間を算出し、世界の各言語の習得難易度をカテゴリ別に示しました。
カテゴリは1から5に分けられて、
カテゴリ1 スペイン語、イタリア語、フランス語、オランダ語など
カテゴリ2 ドイツ語
カテゴリ3 インドネシア語、マレーシア語
カテゴリ4 ロシア語、タイ語、ギリシャ語、ハンガリー語、フィンランド語など
カテゴリ5 アラビア語、北京中国語、日本語、韓国語
そう、日本語はカテゴリ5で最も習得難易度が高い言語なのです。
何時間が必要だと思いますか?
このカテゴリを制定した元データは、英語母語話者でもすでにいくつか外国語の知識を持っているエリートです。
その方々が2200時間のレッスンを受け自主学習をした結果と言われていますので、普通の日本人はおよそ2500時間かかると言われています。
2500時間てピンときませんよね???
それって、一般的な学校教育では不足しているの?
一般的な日本人が学校教育を通して英語を学習する時間は、自主学習含めても多くて1500時間程度だと言われています。
引用:「すべての子どもは天才になれる、親の行動で。」ダイヤモンド社 Toru Funatsu
つまり1000時間足りないんですよね。
学校だけではいわゆる使える英語にはならないということです。
日本語は英語と言語間距離が離れているという事実
でも、気が遠くなるほど遠くはないと思いませんか?
まずは、現実を知り、何を目標に英語を勉強して行くのか、個別に考えるのが必要ですね。
ではこの学校教育以外の1000時間何に使いますか?
言語習得にはまず音からです。
言語の3大要素は単語、文法、そして発音。
ですが、発音はそれこそ学校で勉強しません。
この発音を一緒に勉強しましょう。
発音という土台を習得すれば、リスニングもスピーキングも効率的に勉強できます。
例としてまずお子様だと大学の入学が目標だとしましょう。
最近は4つのスキルが必要(スピーキング、ライティング、リスニング、リーディング)と言われていますね。お子様も大変な時代になっています。
ただ、この4つのスキルをどのように習得するのが良いのでしょうか。
言語の習得順番はリスニング⇨スピーキング⇨リーディング⇨ライティングです。
学校ではリーディングから急に始まりますが、まずはリスニングなんです。音。
お子様であれば音に慣れたあと、発音も教えられる先生からフォニックスを学ぶのが近道。
大人であれば、発音から学び直すのが効率的ですよ。
英語は日本語とまず体の使い方、息の吐き方、などがまるで違います。
その英語の体になる動画を作成しましたので、ぜひご覧ください。