体を動かし、英語の音に慣れ、発音1つ1つ丁寧に指導ありのフォニックス(英語の読み書き)を学びます。
沢山音読をし、簡単な絵本を自力で読めるようになるところまでをサポートいたします。
1年半〜じっくり歩むコースです。
以下長いですが、フォニックス(英語の読み書き)とはなんぞや?ということを書いておりますのでご一読ください。
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Contents
〜”話ことば”からの読み書き学習 フォニックス〜
語学は、”音から”が基本です。
英語圏でも日本語圏でも、人はまず生まれてから周りの環境にいる大人の声を聞いて、真似をし、自分で発話できるようになって、やっとお話をするようになり、表現を学び、文字にも興味を持ったあとに文字の読み書きを学びます。
音真似⇨自分で発話⇨文字の読み書き
この文字の読み書きの部分を、日本では小学校(もしくはそれ以前)、英語圏でもキンダー(幼稚園相当)あたりから学びます。英語圏でのこの読み書きの基礎部分がフォニックスであると思います。
英語圏では、当たり前ですが、英語が身の回りの環境にあり、それを聞いて育ち、文字獲得に行き着くのです。日本語圏でも日本語圏にどっぷり浸かっている中で文字の獲得に行きますよね。
日本語環境にどっぷり浸かっている我が子も、生活上から文字を認識し、しっかりと日本語らしい発音で読めるようになり、学校で文字の読み書きを学びました。
コンビニで「アイス」と書いてあれば、今まで知っているアイスの概念と、文字に書いてあるアイスが結びついて「アイス!!!」と日本語の発音で言えるようになります。
知っているアイスと文字のアイスが合致する。
では、日本語環境の子供に英語圏のフォニックスを教えたらどうなるでしょう?
例えば、 a n t それぞれのアルファベットの音をフォニックスで知り、それを前から読んでいくことは出来る様になります。
「わ〜英語が読める!」そういう成功体験も生まれるでしょう。
でも、字は読めますが、それが何か、それが本当の英語の発音なのかはわかりません。
というのも、英語での意味「ant=あり」を知らないし、英語の音はそのまま淡々と前から読めばいいのではありませんから。ア ン ト、アント!ではないわけです。
意味は、一緒に覚えるとしても、音は元々英語の音に慣れていないと難しいですよね。
英語の発音といっても、英語にはストレスが存在しますし、音の捉え方も日本語とまるで違うからです。
アメリカの「Reading rockets」というアメリカの子供たちの為の読み書きリテラシー向上に寄与している団体のHPを良く参考にしているのですが、英語圏のネイティブの子供たちも読み書きは一苦労しています。(https://www.readingrockets.org 2021/09/13 12:00現在)
まして、日本語圏の子供たちがこの英語圏のフォニックスをそのまま利用しても、英語の発音で単語を文を読めるようにはならないのではないでしょうか。
じゃあ、日本人はフォニックスしても無理ということ?
いいえ、フォニックスを始めるまでに英語の音に慣れていることが実はとっても大事です。
アルファベットを知らなくても、英語の音楽やリズムが日本語とは違っているんだということを体で知っていることが必要だと思います。
日本語の音のまま、英語を読んでも話しても全く通じません。英語と日本語は音が全く違うんだということを知っている必要があります。そして、英語を楽しいなという興味の対象となっていることが理想です。
どう英語に慣れるのが良いのか?
”読み書きに必要な力”を考慮して学んでいきましょう。
読み書きに必要な力とは”音韻認識能力”
すわっ難しいと思わないでください。説明します。
書き言語を身につけるには、話されている言葉の音構造を知る力が必要になりますが、この力のことを音韻認識能力といいます。例えば、日本語の基本的な音の単位はモーラ 1 ですが、仮名を学ぶ前に「まり」は2つの音でできていて、最初の音は「ま」、最後の音は「り」、なのでしりとりは「り」から始まる単語を探す。そして最初の「ま」を「く」に変えると「くり」になるというような言葉の音構造を知っている必要があります。phonological awareness(音韻認識能力)というのは言葉の意味ではなく、その音の構造について理解できる力です。
つまり、”音韻認識能力”とは読み書きに必要な「言葉の音の成り立ちがわかる力」ということです。
Rhymoe Phonicsは、Rhymoe®理論をベースとした新しいフォニックスメソッドです。(https://rhymoe.com/rhymoe-phonics/ 2021/9/13 12:00現在)このフォニックスメソッドでは、音韻認識の発達を加味してプログラムが組まれています。
まず下の表を見てください。英語圏での音韻認識の発達段階です。
すわ、突然、難しい!と思わないでください。つまり、文字の無い段階がたっぷりとあってからの文字認識を表しています。左から右。
英語圏での音韻認識の発達段階
そして、この下のRhymoe Phonicsの1回のレッスンフローを見てください。上の表の音韻認識発達にぴったり当てはまるフローになっています。(左から右)
実際のレッスンの流れ
具体的に、どんなことをするかフローを追いましょう。
今回の音はc,kです。(c,kは同じ音です。)
1.Rhythm
Handclapping ネイティブもする昔ながらの手遊びをして英語のリズムを取り入れます。下の写真ではHandclapping Lemonadeをしている様子。Lemonadeの歌詞にはclap!が入っています。
HandClappingをしているところです。
注:オンラインでも、同様の手遊びをしています。
2,3,4 Introduction,Sounds,Formation
導入する音素の紹介、音を発音指導踏まえて紹介します。その後、文字の形を認識して、書き取りもします。下の写真ではc,kという音は破裂音なのでどこを破裂させるのか見せています。(写真が見にくくてすみません。)
私の口の動きを見て理解してもらいます。
注:オンラインでも、同様の手遊びをしています。
5,6 Phonemic awareness,words
音韻認識(音が単語のどこにあるかな?)と単語を読んで絵と一致させます。線を引いてゲームのように当ててもらいます。
7,8 Chants , Picture book
最後にチャンツでその音が多く入る一文をリズム良く数回言います。
例 Jack kicks a yak to get back his cap.
何が聞こえた?どういう内容?そして一緒に言えるかな?完璧じゃなくても、どんどん一緒に言えるように促します。
また、このチャンツのイメージを3分で絵に書きます。これが、本当にみんな個性的に可愛い。そして書くことでイメージとして頭に残るのです。ちなみに私も毎回書いています。↓
音はh.の場合のチャンツ。
The hairy horse put ham on his head.というチャンツの私が書いた絵です。絵が下手です。
最後に絵本やdecodable book※を一緒に読見ます。英語の文章のリズムや表現を聞くのです。こうして、1つの音でも15~20分程度かかります。
※decodable books
decodable とは、「decode=解読 able=できる」という意味で、decodable booksは、英語の読み書きを習い始めた子供達が、既に学んだフォニックスのルールを用いて『自分の力』で読めるように厳選した単語で作られた本のことです。
Razplusのdecodable sheetの一例です。
システム上からも読めますし、紙に印刷してなぞりながら読むこともできます。私はなぞり読み推奨です。
*なぞり読みとは、文字を指でなぞりながら読むことです。
お家でも絵本が読めるようにRazPlusのアカウントを生徒さん皆さんにお渡ししております。
※RazPlus
アメリカのネイティブの子も使う副読本システム。ネイティブが読む音も聞けるし、自分の音読も先生に送ることができます。お子さんが飽きないようにゲームやアバター作成など面白さが沢山詰まったシステムです。
ログイン後の画面。
ロケットをイメージしてどんどん読むしかけが施されています。
音読を聞いて、自分で読んで英語の塊に慣れる、単語を知り、慣れ、そして自信につながる。これが出来る素晴らしいシステムですので、ご兄弟や親御さんにも皆さんにも使い倒して欲しいです。
また、お家でも繰り返し出来るように、ワークブックにはQRコードがありQRコードからYoutubeに飛び、HandclappingやChantsが見れるようになっています。下はワークブック例となります。(QRコードもありますよね)
実際のワークブックの内容です。
Rhymoe Phonicsのワークブックとドリル
1音ながらも、リズム、文章、単語から、音素、全てが繋がって習得出来ると思いませんか?フォニックスの「話し言葉からの読み書き学習」という概念が日本にいながらも出来る仕組みとなっています。
システムではなくて、リアルな絵本で読んでいきたい!という方にはこちらのDr.Seussをお勧めして一緒に読んでおります。
沢山音読もしますし、カードを使って遊びましょう。
カードで遊ぶことで沢山音を言って楽しめます。
注:カードは別途購入いただきます。
フォニックス全体像とレッスンで利用する教材例
フォニックス全体像
学習順序は
1.基本45音 (同時にサイトワード)
*サイトワード:フォニックスルールでは読めない単語。しかしかなり頻出なので、見て覚える必要があるもの。
2.
フォニックスルール(Magic(Silent) e, Polite Vowels, ソフトC、ソフトG、同音異綴り(同じ音だけど綴りが違う)など)
注:フォニックスは万能ではありません。
フォニックスルールを使っても実は、全体の7割しか読めないと言われています。
しかし、英語の文字と音のルールを知っているのといないのとでは、全て暗記するよりもだいぶ学習が楽になりますし、自信がつきます。
その自信を増やすのが「音読練習」となります。
どんな方に向いているか
日本語が書けて(運筆)、日本語でしりとりが出来る年齢。学校の授業でローマ字が入る前が一番適切だと思います。(目安は小学校1〜2年生)
ですが、小学校高学年や中学生からの学び直しにもぴったりです。むしろ、高学年以上から始めた方々もスムーズに英語学習に移行でき、英語が得意となっている子が多いです。
→ご感想例 「 初めて見た単語も読めるようになり、苦手意識がなくなった(小6男子)」
講座の効果
○英語に対する敷居が低くなる。
○英語の音の仕組みを知り、耳が育つ。
○自力で読めることによる英語に対する自信が育まれる。
一緒に英語の音を楽しみ
音読を沢山していきましょう。
受講者様の声
初めて見た単語も読めるようになり、苦手意識がなくなった(小6男子)ご感想詳細はこちら
初見の単語を読めた時の喜びは何よりの自信
(小4女子、小1女子)
本人に自信が付き、英語が好きになった
(小4男子お母様からの言葉)
ご感想詳細はこちら
料金
- 30分レッスン月3回
- その子に見合った半年後目標のルーブリックをお作りし、親御様へご説明します。それに合わせてレッスンを行います。
- RazPlus(多読システム)利用し放題
- 音読を送っていただくと週に1回私からのフィードバックをお渡しします。
以上の内容で、7,000円(税込)/月です。
⭐️親御様との連携が必須です。親御様も一緒に英語を楽しもうというお気持ちでご参加ください。
日程
ご要望に合わせて決めていきましょう。
月3回30分は都合つきそうですか?
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フォニックスや音読だけなの?という親御様へ
レッスンの途中から、以下の内容も親御さんと相談しながら実施しています。
- リズムを意識した英会話(Jazzchants)
- RazPlusやPictureDictionaryを使用した単語増強
- 動詞カードを利用したフレーズ習得ゲーム
- 第2土曜日午前は、各月の文化を日本とアメリカで比較し、
動画、歌、クラフトを行い楽しみます。
(任意参加:別途費用が必要です。)
昨年(2023年)12月にクリスマスをテーマとして、クラフトはスノーマンクッキングをしました。
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